*OREさんの俺日記*
〜 幸せの真珠vsORE 〜



あれは、たしかOREが小学生だった頃…


我が家に訪問販売で営業マンが来たときの事。


見るからに怪しい奴…胡散臭さ100%。
子供ながらにそう思った。

その時母親は洗濯をしていた。


「お家の方いますか?」

『僕しかいません。』

外で洗濯機をまわす音が聞こえる…

だが、流石営業マン。ここで引き下がる訳にはいかない。

手には怪しげなパンフレット。


幸せの真珠…


でたよ。


営業マンがなにやらOREに話始める…



小学生相手に営業トークスタート


「これをつけるとね、幸せになれるんだよ。家族一人でもいいんだ、みんな幸せになれるから。みんなつけたらもっといいんだけどね。」

三流営業トークが繰り広げられる。

どうやら営業マンは母親が洗濯をしてる事をしっていて、どうにか母親に話がしたいらしく時間稼ぎをしているようだ。
「おじさんはみんなに幸せになってもらいたいんだ。」

うんうん。

「交通安全のお守りあるだろ、あんなの嘘っぱちだからね。お守りをつけてない人より、お守りつけてる人の方が事故にあってるんだよ。そんなのにお金使っちゃダメ。」

『それは交通安全のお守りをつけてる人が少ないからでしょ』


「……まぁ、そうだけどね。」


小学生に知恵比べで負ける営業マン(笑)


そして営業マンは去って行った。


なんとも悲しい背中である。


10年以上たった今も、その営業マンが幸せになることを祈っています(笑)




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