*OREさんの俺日記*
〜 猿vs湯河原猿人 〜




今日仕事に行く途中、猿に出くわした。。 
この物語は、猿と人になりきれてない猿との3ラウンドにわたるあつい物語である



午後4時車に乗り家を出る。 
いつもの地元道、「今日も日差しが暑いぜよ。」

と、その時車の前をよぎるひとつの影が!!!!

    猿だ!!!!


我関せずできず・・・  興味本位というのは本当に怖いわー

私は、車を止め猿を見つめる。 猿も私をみている

私は、車を降りてみる。   お、猿が近づいてきた・・・

人懐っこい猿なのかな・・・  


         ところがどっこい



         ゴゴゴォゴゴゴ 


やばい雰囲気になってきた。  明らかに猿が警戒している、
というより怒っている。。   何故


そしてその距離2メートル・・・  これはやばい。

猿の爪、歯・・・・やられたら痛そうだ


私はここでやられるわけにはいかない。 人間に立ち向かってくる猿には教えてやらねばなるまい。私の心にさわやかな風が吹いた


      ラウンド  1  ファイト



先手  猿   猿が接近してきた、ピーんち
その距離約1メートル。。

猿は雄叫びをあげた「カァーー!!!」 
しかし、私は動じない。。「君の力はそんなものか明智君。」
      

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      ラウンド  2  ファイト

私は閃いた  キュピーん

人間界にはこんな言葉がある。「目には目を、歯に母を。」

そちらさんが、威嚇で来るんならこっちもやったるで。


相変わらず、猿との距離は1メートル前後。 まさに一触即発である。


    そして猿が私めがけて走ってきた!!!



          今だ!!!


そして私は猿に向かって口をあけて、近づいた。
その距離約40センチ。  


猿は予想外の行動に驚き、思わず立ち退いた。
 
      


      ラウンド  3  ファイト




勝った、私はそう思った。「顔は大人、でも頭脳は子供。この私に知恵比べで勝てるわけがないのだよ。」

しかし、どうやら猿の勝ちの様である。

突然もう一匹猿が現れた。 1ラウンド目であげた猿の雄叫びは、どうやら仲間を呼ぶためだったようである。
奴は賢かった。 私よりずっと賢かった

形勢不利、絶体絶命  さぁどうする



猿が2匹私を囲い込んでいる。  1っぴきは前、2匹めは後ろ・・・  見事な連係プレイである


我が草野球チームも是非見習ってもらいたいものである。。


「私はここで引くわけはいかない、私には子供がいる、大切な家族がいる。」  背を向けることはすなわち敗北・・・ しかしここで猿と戦い、敵の牙の前に倒れたとしてもいつかきっと父の生き方をわかってくれる。


以前緊迫状態、お互い間合いに入っている。。  正に、緊張の糸がピーンである。     


そして、この局面を何とか打破できないものか私は考えた。         
     
           

そして、閃いた。。


昔、学校の先生がこんなことを言っていた。
「高橋おまえな、反抗するのもいいがなー長いものには巻かれろ。  まぁ、大人になったらわかるよ・・・・・・」


        コレだ!!!!!


猿というあまりにも巨大な敵に挑むのには、あまりにも無力。

      「うん、猿には勝てないや。」

そう思うと、私は自分の車に戻った。  猿は逃げていく私をまるで見えていないかのようにシカトした。

私は車に乗り、ドアを閉め、窓を閉め、鍵を閉め、シートベルトを締めた。  

     「安全確認よし!!」

そして、長き続いた猿と猿人の戦いは終わった・・・・


血を流さない戦いがここに成ったのだ。。  
コレがいわゆる「大政奉還」である。


平和的解決、人間にふさわしい・・・・



そして去り際、車のバックミラーに奴が映る。

私はニヤリ・・・・そして、猿もニヤリ。




猿「腰抜けの人間が、俺たちに歯向かうなんざ100年早いんだよ!!!!」

私「フフフ、自ら引くことも人間の知恵なのだよ明智君。」



・・・・・まっ、猿の完全勝利である



大自然は正に巨大である。時には、雨となり恵みをもたらす・・・が、時には人間の前に立ちはだかり災いをもたらすこともある。
近代文明が進み、地球温暖化、森林伐採、大気汚染。
このまま人間が地球を破壊していけば、天災となり地球が壊れる前に人間が滅ぶだろう。



そんな私達に猿は教えてくれたのかもしれない・・・・・・ 







           キャスト




          


            主演



            猿




            猿2(劇団ひまわり)





            猿人(高橋りょー)




         すぺしゃるさんす


    湯河原の道    森林    傍観者のおばちゃん 
   日本人    晴れの日    ホテルなにがし       
     バックを盗られそうになってたおねぇさん  

 



             &




          YOU   



この物語はノンフィクションです。危険なので絶対まねしないで下さい。  




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